【感謝する】
感謝するにおいて、「心に力を作る」とするならば、どんな力を作ったら良いのでしょうか?
感謝は、信仰の基礎であり、最も難しいことの一つでもあります。
感謝はしてもしても「十分」ということはありません。
この世に生かされていること。
そのためにいただいている衣食住やたくさんの恩恵に、「おかげさまで、ありがとうございます。」と深く感謝することが大切です。
一回やればいいというのではありません。
その都度、何度も何度も感謝するのです。
人の優しさや思いやり、叱咤激励にも感謝です。
毎日の中で、不満なことがあるでしょうが、
そこに怒りや不満をいだくことに心を向けるのではなく、その中でも、恩恵を受けていることがあるのです。
そこに目を向け、心を向けるのです。
感謝が深くなればなるほど、心が豊かになります。
表情があたたかくなり、人が寄ってきます。
おかげさまを感謝できれば、よりいっそう、あなたは幸せになれるのです。
それを感謝すれば、もっと多くの「ありがたい」ことに包まれ、さらに幸せになれるのです。
今、試練と思われる時にこそ、これまでいただいた数々の恩恵に感謝すること。
これが心に力を作るということです。
水元照子先生のお言葉
- 世の中の根は、お天道様。我が家の根は、御先祖様。自分の根は、心です。
天地自然の恩恵を受けていることに感謝の心を深く持つ、それが根であります。
根なくしてどうして幹が太り枝葉が栄えましょう。
- 天(大自然)に感謝し地に伏す心、御先祖様を高く尊び、わが心の行いを立てるのは、良心です。
自分を守るのは心です。
- 天を仰ぎ地に伏す心の喜び、衣食住のもったいなさを知り、大自然に感謝し、生きているのではない。
生かされていることをまず、天に感謝し、地に伏す心。
健康あって身の喜びを知るならば、どしどし隠れた力を作るのです。
- お照らし受ける日輪を仰がぬ人の寂しさは、春夏秋冬、四季の温度は身に受けても、温度に楯突くものあり。
それは感謝の足りない落ちたる人の貧弱さ。
- 食物の神様に感謝の御届けを怠っては心の幅のせまいことです。
- 川より低い海。これから自分が生まれ変わるつもりで川の流れに従うこと。
腰を下ろすこと。高い方に水は流れない。
ありがたさ、感謝、もったいなさをつとむることは水神様にちなむことです。
お慈悲をいただけます。ありがたさを知らぬ者はいただけない。
- 一日の締めくくりは感謝の御届けです。
- ただただ、頭をペコペコ下げるだけでは、外見の愛嬌にすぎない。
心の愛嬌というのは感謝の気持ち。
それをなくしていて、顔の作り笑いはみっともない。
- 感謝、立てる心を養ってごらん。運は開けますよ。
あなた様の身体にこもっている守護神が天に顔向けできるゆえ、天が照らし給うのです。