祭神
天照皇大神様 あまてらすすめみおおみかみさま
祭天妙法天光神様 さいてんみょうほうてんこうしんさま
水元照子先生 みずもとてるこせんせい
水元流神道について
神道は、「しんとう」と読みますが、水元流神道は、「みずもとりゅう・しんどう」と読みます。
水元流神道は、1957年、宗祖 水元照子(みずもとてるこ)先生によって、創立されました。
神道を基礎とし、神霊法という神霊界の掟を学び、神を立て、御先祖を立て、心の行いを立てて、幸せの方に向かうという教えです。
さらに、神様からいただいた財産は、心だけであり、その心を磨くこと。
また、その他のものはすべて、大自然からの借り物であり、人間は、大自然の恩恵を受けて生かされていることを心から感謝することが大切だという教えです。
神霊法
この世にも、法律というものがあるように、神霊界にも神霊法が存在します。
水元照子先生は、神様より、「天の道を説け」との使命を受けて、信仰の道に入られました。
天の道とは神霊法であり、霊界の法律です。
水元照子先生は、神霊法という神霊界の掟、天の道を説いて 誠 (まこと) ・心 (こころ) ・力 (ちから) を掲げられました。
信仰をすることによって精神性を高めながら、人間としてどう生きていくかを説いておられます。
誠・心・力とは
誠 (まこと)とは、「誠実で偽りのない心」を意味します。
人間としてどう生きるか、自分の使命は何なのか、自分は何者になりたいのか、生まれてきた証として何を残し、何を伝えたいのか、自分の心の声を聴き、真剣に問いかけ、潜在能力を引き出し、自分の資質を充分に生かしきる生き方を、神様の不思議なお力を頂きながら、真剣に行います。
神様に対して、「誠」であることは、大変、重要です。
心 (こころ)とは、「人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになると考えられるもの。気持ち。感情。精神。」を意味します。
心の動きは、一定ではなく、色々な場面で、大きく動きます。
その心がどのようであるか、つまり、良い心の動きか、悪い心の動きかで、その人の表情、雰囲気、言動が異なってまいります。
良い心の動きであれば、良い運気につながります。
心を育成することで、運気的に実績が上がり、幸せの方へと向かっていくことができます。
その心の動き、一つ一つをいかに良いものにするかは、常に心との対話、悟りが大変、重要です。
力(ちから) とは、「外に現れる働きのもと(として考えるもの)。ものを動かす作用。」を意味します。
水元流神道では、人間の努力と、神霊的な動きの両方を大切にします。
人生において、何か成就達成したいこと、予期しない試練や困難に対処するために、どう力を発揮するのか、誰しも直面することです。
人間がどれほど努力をしても (人力 じんりき)、どうしても無理だと思われるときに、人知では計り知れない動きによって、つまり、神様のご加護 (神力 しんりき)によって、物事がうまく運ぶことがあります。
このご加護をいただく、心の器作り(=努力)を、実行していきます。
水元照子先生は、「 人力七分(じんりき しちぶ) 、 神力三分 (しんりき さんぶ) 」とおっしゃいました。
人力七分(じんりき しちぶ) 神力三分 (しんりき さんぶ)
願い事が叶う成就達成のためには、単に、神様に願えばそれでいいというのではなく、人間自身の懸命な努力が必要で、その人間自身の努力【人力】と、神様のご加護【神力】が合わさってはじめて、願い事は成就達成となるという教えです。
人力七分とは、最大限の努力の7割をすればいいということではありません。
一生懸命頑張っても神の目から見れば7割ということです。
人間は空回りが多いです。
人間が必死になって努力しても空回りがありますので、その努力を凝縮した時、神の目から見て7割、つまり人力七分ということです。
神力三分とは、人間が必死になって努力して、頑張ってもどうにもならないとき、それでもあきらめずに努力していれば、人間の力の及ばないところを補ってくださる神様のお力のことです。
人間が知らず知らずに作った負のものを正のほうへ導き、平穏な状態にしていただくお力で、負の連鎖を断ち切り、善循環にしていただくお力です。
繰り返しになりますが、人間ができる努力の7割やればいいということではありません。
心が折れそうになっても折れないで、頑張っていくことこそ天の眼にかない、その時に、不思議をいただくことが出来るのです。
まとめ
誠: 神に向かう精神 → 真剣(命がけですること 真面目 本気)
心: 自分に向ける精神 → 悟り
力: 不思議をいただく器作り →人力七分、神力三分